しぐさで愛犬と会話できる。ご存知ですか?犬のカーミングシグナル。
19-09-09
【目次】
カーミングシグナルとは、愛犬が生まれつきもっているコミュニケーション手段のこと。社会性にすぐれた動物である犬は、争いが起こりそうなときや、相手を落ち着かせたいときに、鼻をなめたり、お腹をみせたりすることで、状況の悪化を防ごうとします。
飼い主がカーミングシグナルを読み取ることができれば、愛犬の気持ちを理解できるようになります。また、愛犬にとっても自分の気持ちを、大好きなママ・パパにきちんと伝わっていることが分かれば嬉しいはず。この記事では代表的な犬のカーミングシグナルをご紹介します。
鼻をなめる
鼻をなめるのは、不安や緊張を感じて自分を落ち着かせようとしているとき。叱られた時など、不安でどうしようかと思っている時にだすシグナルです。
地面のにおいを嗅ぐ
地面のにおいを嗅ぐのは情報収集の意味合いが強いですが、不安や興奮を感じて自分を落ち着かせようとしている際のサインでもあります。
おなかを見せる
お腹を見せるのは、緊張している相手をなだめて落ち着かせるためのサインです。大喜びしているように見えるときは、相手に好意があることを示すためのシグナルでもあります。
耳の後ろをかく
耳の後ろをかくのも自分の緊張をやわらげようとしているときのサインです。
顔をそむける
愛犬の目を覗き込んだときに顔をそむけるのは、敵意が無いことを示すためのサインです。
カラダをぶるぶるする
新しい場所にいるときに、緊張をほぐしているときのサインや、嫌なことをされた際に止めて欲しいと示すシグナルでもあります。
頭を下げておしりを上げる
頭を下げておしりを上げているときは、遊びを誘っているときのサイン。歓迎や喜びを伝える手段でもあります。
あくびをする
興奮している相手の気持ちを落ち着かせようとしているサイン。叱っているときに、あくびをするのは飼い主を落ちつけようとしている際の行動です。
伏せをする
相手を落ち着かせようとする際の最大限のサインです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬はさまざまなカーミングシグナルをつかって私たちに自分の気持ちを伝えてくれています。ここに紹介した以外にもたくさんのシグナルがあります。
犬はとても寂しがり屋の生き物で、まわりと円滑な関係を築くことができるようカーミングシグナルを使って、常にコミュニケーションを取っています。
今まで気にもしていなかった行動の中に、本当の気持ちが隠されているかもしれません。この機会に、愛犬のしぐさから気持ちを理解できるように、カーミングシグナルを学んでみてはいかがでしょうか。